会津復興モニターツアーに参加しました【その3】

2日目は、農家の簗田さんを訪れ、梨の収穫を体験しました。
もぎ取って食べる梨は最高でした!!
朝食は桃畑の下でおいしいお米や野菜を頂き満足でした!!


磐梯山

朝食のあとは、会津平地唯一の地元の乳業メーカー会津中央乳業さん(会津坂下町)を訪れ、工場を見学しながら震災、原乳出荷制限の時のお話しを頂き、学校や病院の牛乳を絶やさないようにするために岩手県の酪農家さんから原乳を支援してもらったとの事でした。



牛乳の飲み比べどれもおいしかったです。

あと、個人的には、外にあった黒い貨車が気になりました。国鉄の時に売り出された貨車です。よく倉庫などに使用されてましたが最近は目にする機会がなくなりました。こちらにあった貨車は、手入れが行き届いていて非常に状態が良く、社長さんに聞きましたらペンキを良く塗っているとの事でした。

佐藤貴光さん(会津坂下町)の田んぼを訪れお米の話しを聞きました。会津坂下は米作りに適した環境でおいしいお米が獲れるとのお話しを頂きました。佐藤さんのお宅では、通年を通して新米と同じ食味を保つために籾のまま保存しているとの事です。

昼食は、河川敷で会津の秋の名物「芋煮」と只見町名物「マトン」(生後2年以上の羊)、おいしい野菜のバーベキューでした。
どの料理もおいしく頂きました。

風評被害でも元気に頑張っている会津のみなさんですが、最近は県内からの観光客が多く、県外からの観光客は少ないようです。
他にもおいしい物、見どころもありますので足を運んでみてはいかがでしょうか?

会津復興モニターツアーに参加しました【その2】

小池牧場さんの次に会津漆器の削り出しを行っている、丸裕製作所さん(会津若松市)を訪問しました。
ロクロ(器を作るための回転台)を使って木工品をつくっている職人さんです。会津漆器は木地、塗、加飾など40~100を超える工程を専門の職人さんが丁寧に作り上げています。
最近は生活様式に変化により、多くの木地師、塗市、漆器問屋や漆器店は廃業に追い込まれているのが現状です。
こちらでは、ロクロ挽きの体験教室を行っています。

今日の最終の訪問は白木屋漆器店さん(会津若松市)でした。
こちらでは、会津漆器の魅了に触れられ気に入った物を買うしくみが面白いです。

宿泊は、会津東山温泉 原瀧さんでした。
ここは、古くから地元民に愛されていた温泉社交場を「千人風呂」として再現してあり、自家源泉かけ流しの露天風呂があります。

夕食は、会津17市町村の食材と会津塗りの新しいブッフェスタイルでおいしい料理をたくさんいただきました。

続く

会津復興モニターツアーに参加しました【その1】

9月17日から18日の「特定非営利活動法人 素材広場」と「極上の会津プロジェクト協議会」が行った「会津復興モニターツアー」に参加しました。

最初訪れた小池牧場さん「喜多方市」では、東京電力福島第一発電所の放射能漏れ事故により、加工前生乳の出荷を制限されたことにより風評被害を受けた酪農家さんの話しを聞きました。
震災のあと、会津での放射能は出てなかったにも関わらず、福島県内一律加工前生乳の出荷を制限したため、生乳を毎日を捨てたそうです。また、乳を出さないように餌のランクを落としたりしたので牛が体調を崩して制限解除の後も乳が出ない牛もいたそうです。
制限解除後は風評被害により、農作物が売れなくなったり、農業体験が今年はキャンセルになったり大きなダメージを受けたそうです。

続く