あだち百景の本誌がネットでの閲覧が可能になりました

毎号「足を延ばして見ま専科」で記事を載せている、足立区で唯一のコミュニティー誌「あだち百景」の本誌がネットで閲覧が可能になりました。
http://www.tpsuzuki.co.jp/100kei/

●発行は季刊 (年4回)発行部数「年間 40,000部
●配布先は広告主、東武線(掘切・牛田・北千佳・小菅・五反野・梅島・西新井・竹ノ塚・谷塚・草加駅)、
 東武博物館、足立区役所広報室、西新井ギャラクシティ、北千住シアター1010、区民事務所、住区センター、各警察署(竹の塚・綾瀬・西新井・北 千佳)、消防署、足立区郷土博物館、足立区内全図書館、足立区立総合スポーツセンター、東京武道館.足立区内小・中・高校、足立成和信用金庫足立区内 全店、スーパーベルクス、足立区内全店、生鮮市場さんよう、四川菜苑、北千住ルミネ内ブックファースト、スーパーブックス竹ノ塚駅前店、竹ノ塚駅前の 本屋まことなどです。

閲覧はこちらです。

あだち百景記事「新幹線開業を待つ富山県高岡市」

東京から上越新幹線と特急「はくたか」号を乗り継いで約3時間半、富山県の高岡に着きます。
ここは、加賀前田家二代当主前田利長公の産業振興策により銅器製造が発展し、花器、茶器、仏具などを多く生産していて、出荷額、販売額で日本一のシェアを占めており、国の伝統工芸品に指定されています。
また戦時中は空襲を逃れ、昔の町並みを見ることが出来ます。

金屋町は、高岡の鋳物発祥の地であり、歴史的な千本格子の家並みが軒を並べています。
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また、ここは鋳物発祥の地、鋳物工場や工房が軒を並べており、
その中の鋳物工房「利三郎」さんを訪問しました。
明治の初め頃より、100年以上続く鋳物工房です。
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店内には、小物、花瓶などの作品が並んでいて目を楽しませてくれます。
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こちらでは、鋳物体験が出来き、オリジナルの作品が作れます。
体験できる作品は、風鈴、ペーパーウェイト、卓鈴、マグネットです。
用紙に好みの文字や絵を書いて、型に錫を流し込み作品を作ります。
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約1時間で作品が出来上がります。
実際に仕事をしている工房でおこなうので貴重な体験が出来ます。
遠方からも体験に来る方もいるようです。
詳細は鋳物工房「利三郎」ホームページ
http://www2.tcnet.ne.jp/jinpachi/

また、山町筋には土蔵造りの町並みがあります。
明治33年高岡の大火があり市街地の6割が焼失しました。
前年に施工された「建物制限規則」により、山町筋などの繁華街いは防火建物の構造にする事が義務付けられており、復興には当時優れた防火建築である土蔵造りで建てられました。
この通りは北陸道で建物に歴史的な面影があります。
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菅野家住宅土蔵まち資料館(国指定重要文化財)
菅野家は代々伝右衛門を襲名した高岡の代表的な商家です。

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東京駅を赤レンガを設計した辰野金吾の監修で建てられた銀行です。

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高岡郵便局発祥の地や「夕日」の作曲家室崎琴月の家があります。

また、高岡といえば日本三大大仏のひとつ高岡大仏があります。
高岡の鋳物の技術を集め1933年に青銅大仏として完成し、顔立の良さでは日本一といわれてるそうです。
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加賀藩前田利長公が築城した高岡城は一国一城令により取り壊しとなり、
現在は、桜の名所の高岡古城公園となっていて、城は残ってませんが堀や石垣が築城当時のまま残っています。
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また、本丸跡は広場になっていて、高岡らしく青銅の銅像がありました。
昔は、杉林から野球場、また産業博覧会の会場になったこともありました。
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高岡駅から10分ほど歩いたところに国宝瑞龍寺があります。
高岡城を築城した前田家二代目当主前田利長菩提を弔うため、加賀百二十万石を譲り受けた三代目前田利常が利長への深い恩を感じ加賀藩の威信をかけた一大事業として、約20年の歳月をかけ、寛文3年(1663年)、藩の名匠山上善右衛門によって建立されました。
1997年日本で唯一の七堂伽藍と呼ばれる江戸初期の禅宗の寺院様式を今に残している建築物として山門、仏殿、法堂が国宝に指定されました。
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総門(八双・四葉等の金具が施されています。)

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山門は、正保二年(1645年)に建立されましたが、延享三年(1746年)に火災で焼失しました。現在の建物は文政三年(1820年)に再建されました。二重門で、屋根は入母屋造、杮葺きとなっています。
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山門の左右の七間浄頭(便所)と浴室が復元されるそうです。

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仏殿
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屋根は鉛板で葺かれていて、全国でも、ここと金沢城石川門だけで貴重です。
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仏殿の中は、精巧に組まれており、柱にはバクが施されていてます。

高岡駅前~越ノ潟まで結ぶ万葉線があります。
高岡は万葉集の編者とされる大判家持が奈良時代に越中国守として赴任し数々の秀歌を残したことが由来です。

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人にやさしい超低床車両(LRV)と普通の路面電車が走って目を楽しませてくれます。
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また、道路を走る区間では車と一緒に走ったり、長い鉄橋を渡ったりと車窓が楽しめます。
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米島口~能町口間ではJR氷見線、貨物線と交差をします。

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中伏木~越ノ潟間では、越中万葉集の歌が詠めます。

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ドラえもん電車、アニマル電車など楽しい電車が走っており車内も楽しい雰囲気を演出しています。
土日祝日には、落語家の立川志の輔さんによる車内放送が流れたり(ドラえもん電車は除く)、海王丸や越ノ潟より岩瀬浜までの接続ルートがありますので、岩瀬浜で町並みを散策して、7色の車両がある富山ライトレールで富山駅北に行くことも出来ます。
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越ノ潟から堀岡を結ぶ県営フェリー

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日本海側一長い新湊大橋と真ん中の橋桁は、昔、越ノ潟より先電車が来ていた名残
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富山ライトレール

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富山ライトレールでは、ラッピングの車両も走っている時もあり目を楽しませてくれます。

また、万葉線の車内に万葉線電車、高岡市コミュニティバス、加越能路線バス共通乗車券引換券があり、加盟店舗で2000円以上の買い物をすると、買い物共通乗車券がもらえるサービスもあります。
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また、JR氷見線は高岡~氷見を結んでいて、忍者ハットリくん列車が走っていて、IMG_8317_R
途中の越中国分~雨晴付近の車窓は、富山湾をバックに条件が良ければ立山連峰が見れて絶景です。
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また、伏木には伏木北前船資料館があり、廻船問屋と交易、伏木みなとの変遷などを北前舟で栄えた伏木の歴史を紹介しています。
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館内には貴重な、引札(現代のチラシみたいなもの)や船銘板や幟などの貴重な資料などが見学できます。
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望楼

平成26年度末には北陸新幹線開業を控え新高岡(仮称)駅や高岡駅の工事が進んでいます。
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新高岡駅(仮称)
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工事中の高岡駅

また、新幹線開業と同時に並行区間が第三セクターになるJR北陸本線の準備も着々と進んでいるようです。
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新幹線開業時に富山県内は第三セクターとなるJR北陸本線
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いまも懐かしい雰囲気の車両が走っています。
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新潟ー金沢を結ぶ特急北越
新幹線開業後は、東京から約2時間15分で結ばれかなり近くなります。

あだち百景記事「ブルーラインを知りつくせ!」

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3月22日に、市営地下鉄開業40周年記念特別企画「ブルーラインを知りつくせ!」が横浜市交通局にて
開催されました。この企画は、横浜市営地下鉄ブルーラインが、昭和47年12月15日上大岡~伊勢佐木長者町間、開業40周年を記念に開催された企画で、プランは貸切列車と車庫などを見学する「満喫コース」と貸切列車のみの「乗り鉄コース」が用意されどちらも大盛況でした。
満喫コースは、上永谷駅で集合、まず乗務管理所内や仮眠室の見学説明があり、鉄道に携わる方にとって重要な、強制的に起こされる起床装置もありました。
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その後、上永谷のホームより特別に仕立てた貸切列車で上永谷車両基地へ移動、到着する前に、洗車機の通過体験を行ないました。
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基地到着後、徒歩にて留置車両や信号扱所の見学説明を受けながら修繕工場へ移動しました。
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まず、基地の方より、車両基地の概要説明を受け、工場内へ移動、普段は見られない台入れ作業を見学しました。
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台入れ作業とは、分離された車体と台車を組み合わせる事で、車体をクレーンで吊り上げて台車と組み合わせます。クレーンで吊り上げられた車体は迫力満点でした。
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見学後は、研修施設、能力開発センターへ移動しました。こちらでは1000形のモックアップでドア開閉体験や3000形の運転台モックアップや標識などを見学しました。
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昼食後は再び基地より貸切列車の乗車して、上永谷駅へ向かいました。ここで乗り鉄コースの方と合流。
踊場駅に向けて出発しました。車内では、案内人の方の挨拶がありました。

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40年前の横浜市営地下鉄開業一番列車を運転した武冨四郎さん
営団地下鉄(現東京メトロ)千代田線で開業前に実務研修で運転していた。
現在は、市電保存館に勤務。

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ブルーラインの設計、現場監督などを46年間トンネル掘り続けた経歴を持つ谷畑一行さん

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ブルーラインの車掌や運転士など担当し現在は運転士の指導・育成を担当している、山口賢次さん
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スケジュール表の他に、用語集、写真集、車両カタログなどの資料は配布されました。
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踊場駅到着後、普段は乗る事が出来ない引上線へ電車に乗ったまま体験をしました。
車内では、引上線や踊場駅などの説明があり、
踊場駅の由来は、猫が手ぬぐいでほっかぶりをしてよなよな踊っていた言い伝えから名づけられたとの事です。
電車は、引上線からあざみ野駅に向けて出発しました。
普段はできない駅の通過を体験しながら、トンネルの話し、地下鉄開業当時の話し、新横浜延伸区間、
あざみ野延伸、グリーンライン開業まで、引上線と待避線など貴重な話しがありました。
トンネル出口の手前で室内車内を暗くして、トンネルから地上に出る時の幻惑防止や徐行運転をして
トンネルの換気口を見たり、手動運転時の常用最大ブレーキとATO運転のブレーキの違いや
センター北駅の引上線では、追い越され体験などこのツアーならではの貴重な体験がたくさんありました。
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電車はあさみ野駅から新羽駅へ向かい、ここで「乗り鉄コース」の人は解散となりました。
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「満喫コース」の人はそのまま乗車し、電車は普段は入れない新羽車両基地へ到着
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そこで昭和47年開業時から平成18年まで活躍した静態保存されている1000形車両を外観、車内、そして運転席と説明を聞きながら見学しました。
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見学後は新羽駅で解散でした。
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特製のトートバッグの中には、説明資料や車両のカタログ、3月に開業5周年を迎えたグリーンライン記念時刻表セット、
裏面を全部合わせると開業時の写真になります。
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また、本物のつり革の握る部分や市電保存館(滝頭)のシミュレーターを使用して、武冨さんが当時を再現して解説している特別DVDが配られました。
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ただ乗るだけでなく、案内があるのでトンネルの中の気づきが満載でした。
鉄道ファンでなくても楽しめる企画でした。

あだち百景記事「東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が開始」

3月16日より、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が開始されました。

前日の15日に、記者会見が行われました。
記者会見では、「東京急行電鉄株式会社 野本弘文社長」と「東京地下鉄株式会社 奥義光代社長」が出席し、
渋谷駅地下化の工事概要や相互直通による今後の展開についての話しがありました。
東急電鉄の野本社長からは「通勤通学だけではなく観光やレジャー・ショッピングなど、行きたくなるような仕掛けが必要で、沿線のまちと連携して行くこと重要
、相互直通する5社が一体になり、各社が沿線の魅力ある情報を提供しあい、人々が動くきっかけになってもらえれば良い」
また、渋谷については、「国内はもとより世界中から訪れたくなるまちづくりをおこなっていきたい」と語ってました。

東京メトロの奥社長からは「相互直通により魅力的な広域ネットワークが誕生するが、沿線それぞれのまちの魅力を感じてもらえる企画に取り組んでいき、地域の活性化に役立てればと思う。東京メトロは、そのつなぎ役の使命をしっかり果たしていきたい、東京メトロは素通りでも構わないので、案内役として務めていきたい。これを機会に関係する方々と連携をして、東京を中心とした首都圏の鉄道ネットワークの利用価値、利便性が高まっていくことは、首都機能や東京のブランドを高めていく意味でも交通事業者として大切な役割だと思う。今回の相互直通をいい機会とらえて中心のネットワークとして役目を果たしていきたい。」と語っていました。
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記者会見での野本社長と奥社長

記者会見のあとに続いて開かれた、記念式典では、相互直通でつながる5社の関係者や沿線各地の商店街の方々を招いて行われ、 最初に主催者である、東京急行電鉄 野本弘文社長と東京地下鉄 奥義光社長よりそれぞれ挨拶ありました。

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東京急行電鉄 野本弘文社長

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東京地下鉄 奥義光社長

続いて国土交通省の方の挨拶があり、その後に猪瀬直樹東京都知事の挨拶がありました。 「ミカドの肖像」「土地の神話」の著者である猪瀬知事は「西武と東急がつながるなんてことは思いもしなかった。 また、五島慶太、堤康次郎、根津嘉一郎がものすごいライバル心を持って東京で鉄道網を展開してきた、それがひとつになることは歴史的にもすごいこと」と話していました。
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主賓挨拶をする猪瀬知事

新しい渋谷駅、地中船をデザインした建築家の安藤忠雄さんが発声で乾杯、挨拶の中で「二酸化炭素排出ゼロの地下駅は、渋谷が初めてで日本の土木建築技術の高さで成し遂げられたと思う」と話してました。
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挨拶する安藤忠雄さん

乾杯後は、川越市の「中台獅子連中(なかだいはらしれんちゅう)」や 横浜中華街の「中国南方獅子舞(ちゅうごくなんぽうししまい)」が披露されました。 また、グルメブースでは、川越市「川越太麺やきそば」「川越名物焼だんご」・所沢市「狭山茶」・秩父市「秩父名物みそぽてと」 ・和光市「本場薩摩の黒豚入りだんご汁」「Cケーキ(発酵豆乳プラス)」・渋谷区「牛ほほ肉のロッシュ」「春の冷製オードブル」・横浜市「シウマイ」「横浜月餅」・中華街「巨匠の肉まん」が振舞われました。
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川越市の「中台囃子連中」

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横浜中華街の「中国南方獅子舞」

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沿線の名物が振舞われた

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沿線PRブース
また、各沿線のPRブースの出展もありました。

15日から16日の模様
15日の渋谷駅
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レール締結式
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下り最終列車元住吉行
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地上駅渋谷発最終回送列車
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駅長あいさつ
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代官山付近工事の様子
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乗務員紹介および花束贈呈
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4月26日より、渋谷ヒカリエ開業1周年記念して、特別仕様列車「Shibuya Hikarie号」がデビューします。
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外装は「渋谷ヒカリエ」をイメージしたゴールドをメインカラーに、内装は編成中に3種類のデザインが施されています。
通常の営業列車の他、イベント列車としても運行されるので楽しみです。
詳細は東急電鉄ホームページをご覧下さい。
http://www.tokyu.co.jp/