会津復興モニターツアーに参加しました【その2】

小池牧場さんの次に会津漆器の削り出しを行っている、丸裕製作所さん(会津若松市)を訪問しました。
ロクロ(器を作るための回転台)を使って木工品をつくっている職人さんです。会津漆器は木地、塗、加飾など40~100を超える工程を専門の職人さんが丁寧に作り上げています。
最近は生活様式に変化により、多くの木地師、塗市、漆器問屋や漆器店は廃業に追い込まれているのが現状です。
こちらでは、ロクロ挽きの体験教室を行っています。

今日の最終の訪問は白木屋漆器店さん(会津若松市)でした。
こちらでは、会津漆器の魅了に触れられ気に入った物を買うしくみが面白いです。

宿泊は、会津東山温泉 原瀧さんでした。
ここは、古くから地元民に愛されていた温泉社交場を「千人風呂」として再現してあり、自家源泉かけ流しの露天風呂があります。

夕食は、会津17市町村の食材と会津塗りの新しいブッフェスタイルでおいしい料理をたくさんいただきました。

続く

会津復興モニターツアーに参加しました【その1】

9月17日から18日の「特定非営利活動法人 素材広場」と「極上の会津プロジェクト協議会」が行った「会津復興モニターツアー」に参加しました。

最初訪れた小池牧場さん「喜多方市」では、東京電力福島第一発電所の放射能漏れ事故により、加工前生乳の出荷を制限されたことにより風評被害を受けた酪農家さんの話しを聞きました。
震災のあと、会津での放射能は出てなかったにも関わらず、福島県内一律加工前生乳の出荷を制限したため、生乳を毎日を捨てたそうです。また、乳を出さないように餌のランクを落としたりしたので牛が体調を崩して制限解除の後も乳が出ない牛もいたそうです。
制限解除後は風評被害により、農作物が売れなくなったり、農業体験が今年はキャンセルになったり大きなダメージを受けたそうです。

続く